Prompt Play
Updated: 2026-05
1. このページについて
「面白ネタ実験」3部作の1本目。実用面白系 — つまり「ちゃんと結果が出てきて、見て楽しい」プロンプト遊びの集合。授業では先生が事前に試して、ウケのよい1本を授業中に再現する運用。
E-1〜E-3 は 学生が自由に試せるネタの引き出しとして設計している。授業中に全部やる必要はない。
2. ネタ A: 「○○風」プロンプト掛け合わせ
「A スタイル + B 主題 + C 雰囲気」の3軸を組み合わせる。
例:
studio ghibli style, a cyberpunk samurai, golden hour lighting1980s anime style, a Japanese tea ceremony, melancholic moodukiyo-e style, an astronaut on the moon, dramatic shadowspixel art, a medieval marketplace, festive
組み合わせの妙で、見たことない世界観が一瞬で出てくる。LoRA を組み合わせるとさらに強烈。
3. ネタ B: 写真の絵画化
img2img / Inpaint の応用。
- 自分が撮った写真をロード
- プロンプト:
oil painting, impressionist style, brushstrokes - denoise: 0.5
身近な写真が一瞬で美術館の絵になる。学生が自分の写真を持ち込みやすいので、授業の掴みに使える。
4. ネタ C: 同じプロンプトを4モデルで比較
同じプロンプトをチェックポイントだけ変えて生成。
- SD 1.5: 古さがあるが粗いざらつきが面白い
- SDXL: バランス良い
- Flux dev: 写真品質
- Z Image Turbo: 高速 + 高品質
比較するとモデル間の「個性」が見える。画像生成AIに歴史と個性があることを実感する演習。
5. ネタ D: ナンセンス英語のプロンプト
普通だと思いつかない単語の組み合わせ。
a teapot made of clouds, floating in spacea cat wearing a business suit, conducting a meeting in a forestMount Fuji as a giant cake, festival of squirrelsliquid metal flowers blooming on a digital screen
CLIP は意外に柔軟で、よくわからないプロンプトでも何かを返してくれる。「AI に詩を書かせる感覚」。
6. ネタ E: 写真風 vs アニメ風で同じシーン
プロンプト1: photorealistic, a young woman walking through Shibuya at night, neon reflections, 35mm film
プロンプト2: anime style, a young woman walking through Shibuya at night, neon reflections, animation cell shading同じシーンが「写真」と「アニメ」で並ぶ違いを見ると、スタイルがいかにプロンプトで変えられるか が体感できる。
7. ネタ F: ネガティブプロンプト遊び
ネガティブ側にあえて変なものを書くと面白い崩れ方をする。
- ネガティブ:
text, watermark, hands→ 手のない不気味な人物が出てくる - ネガティブ:
colors→ ほぼモノクロになる - ネガティブ:
face→ 顔のない人物(現代アート風)
「描かない」を学ぶことで、ネガティブの効きを体感する。
8. ネタ G: スタイル LoRA 大集合
Comfy Cloud の Flux 系画風 LoRA を片っ端から試す。
- ジブリ風 / ピクセルアート / コミック / 80年代映画 / iPhone 写真風 …
- 同じプロンプト + 同じシードで LoRA だけ変える
- スタイル切替の力を体感
9. ネタ H: 言語ミックス
プロンプトに日本語と英語を混ぜる。CLIP は英語ベースだが、固有名詞や雰囲気で日本語も解釈する。
a 侍 standing in 京都の街角, photorealistictraditional 旅館 garden in autumn, golden 紅葉
純英語より個性的な絵が出ることがある。
10. ネタ I: アスペクト比の遊び
縦長・横長・正方形でガラッと印象が変わる。
- 512×768(縦長): ポートレート向き、人物の全身
- 1024×512(横長): シネマティック、風景
- 768×768(正方形): SNS・カバー画像向き
同じプロンプトでも縦横比でカメラ位置のニュアンスが変わる。
11. ネタ J: 複数主題の混在
a fox wearing a kimono, a robot wearing a hakama, walking together in a temple courtyardプロンプトに複数の主題を入れると、1枚の画面でストーリーが生まれる。プロンプトのリズム(順序)でも結果が変わる。
12. 授業実施時のヒント
- 短いネタを 5〜6 個ストックしておく
- ライブで実演しつつ、結果が出るまでの 5〜10 秒で次のネタを話す
- 学生にも 1〜2 個試してもらう(クレジット消費を意識)
- 「自分の写真を絵画化 ネタ」は学生の食いつきが特によい
13. クレジット予算
このページの全ネタを SD 1.5 ベースで試すと、合計 5〜10 クレジット程度。 Z Image Turbo や Flux dev で本番品質にすると 20〜40 クレジット。
学生の月予算 400 のうち、面白ネタ枠は 30〜50 程度 に抑える。
14. このあと
- Algorithm Exposure — CFG 極端化、潜在空間補間など、内部を覗く実験
- Edge Cases — 意図的に壊す実験
- To Runway — Runway 演習への橋渡し
