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Runway Editing

Runway Editing

Updated: 2026-05

1. このページについて

Runway 内の タイムライン編集(Editor)で、生成したショットを繋いで短編に仕立てる方法を扱う。本コースでは外部の編集ソフト(DaVinci, Premiere)を使わず、Runway 内で完結させる。

2. なぜ Runway 内で完結させるか

  • 生成→編集→出力 が 1ツールで完結 する
  • ファイルのアップロード/ダウンロードの手間が省ける
  • ビデオプロトタイピング用途には必要十分
  • 別ツールの操作習得が不要、授業時間を制作に集中できる

DaVinci Resolve や Premiere Pro のような 本格編集ソフト が必要になる場面はあるが、ビデオプロトタイピングの粒度ではほぼ Runway で足りる。

3. Editor を開く

生成された動画を Editor に送る方法:

  1. Generate 画面で結果動画をクリック → Open in Editor
  2. または Projects から既存の Project を開く
  3. 新規 Project の場合、左ナビ → Editor → New Project

Editor 画面はタイムライン形式で、上に再生プレビュー、下に 動画トラック / 音声トラック が並ぶ。

4. クリップの追加

複数の方法でタイムラインにクリップを追加できる:

  • Assets から Generate 済みのクリップをドラッグ&ドロップ
  • 外部の動画ファイルをアップロードしてドロップ
  • Generate 画面から「Send to Editor」で直接送る

タイムライン上ではクリップが 横に並ぶ = 時間順に再生される。

5. トリミング

クリップの 不要な部分をカット する基本操作:

  • クリップの両端をドラッグして開始/終了点を調整
  • クリップを選択 → スライサーで分割(Cmd+B または右クリック→Split)
  • 分割後、不要部分を選択 → Delete で削除

5 秒のクリップから「中央の 3 秒だけ使う」「最後の 2 秒だけ使う」が自由にできる。

6. クリップの並び替え

タイムライン上のクリップは ドラッグで順序入れ替え できる。

絵コンテ通りに順番を確定させる前に、複数の並びを試して どれが一番ストーリーが伝わるか 比較するのが推奨。

補足: タイムラインの スナッピング が有効になっていれば、クリップ同士の境界が自動的に揃う。微調整したい時は Shift を押しながらドラッグでスナップを一時無効化。

7. トランジション

クリップ間にトランジションを入れる:

  • Cut(デフォルト、何もしない)— 最も使う。AI 生成動画は普通カットで十分
  • Cross Dissolve(クロスフェード)— 場面転換、時間経過の表現
  • Fade In / Fade Out — 作品の冒頭・終わり

注意: トランジションを多用すると 素人っぽい 印象になる。基本は Cut、要所だけ Dissolve、が映像制作の鉄則。

8. 速度調整

クリップの再生速度を変える:

  • クリップ選択 → Speed メニュー
  • 0.5x(半分速度、スローモーション)〜 2x(倍速)
  • AI 生成動画は 0.7〜0.8x にすると映画的 になることが多い(Runway の生成は若干早いことが多い)

9. 音声トラック

タイムラインの下段は音声トラック。

  • 動画クリップの音声(あれば)を分離
  • BGM、効果音、ナレーションを別トラックに追加
  • ボリューム調整、フェードイン/アウト

詳細は次の Audio で扱う。

10. テキスト・タイトル

シンプルな文字を画面に重ねる:

  • Editor の Text ツールで字幕やタイトルを追加
  • フォント、色、位置をカスタマイズ
  • アニメーション(フェードイン、スライドなど)も簡易設定可能

タイトルカード、エンドクレジット程度は Runway 内で十分。

11. Aleph による編集

Aleph は Runway の video-to-video モデル。既存動画を AI で再加工する。

例:

  • 「夜のシーンに変える」(テキスト指示で時間帯変更)
  • 「雨を追加する」「車を消す」
  • 「カメラアングルを変える」(同じシーンを別の視点で生成)

Aleph は通常のタイムライン編集とは別の操作系。Apps メニューから起動して、生成結果を Editor のタイムラインに戻す流れ。

クレジット消費が大きい(10 秒で 200〜400 cr など、解像度依存)。重要なショットだけ に限定する。

12. エクスポート

完成したら右上の Export から動画として書き出し:

  • 解像度: 720p(Free)/ 1080p(Standard)/ 4K(Pro)
  • フォーマット: MP4 (H.264)
  • フレームレート: 24/30 fps から選択(映画調なら 24、Web 向きなら 30)

Free プランの出力には Runway の透かし が入る。本番納品には Standard 以上が必要。

13. グループ制作のワークフロー例

5 人グループの 30 秒短編:

  1. 絵コンテ作成(10 分)— 全員で議論
  2. キャラ画像準備(10 分)— 1人がアートワーク担当
  3. ショット生成(60 分)— 2〜3 人が並列で生成、Pro プラン共有
  4. タイムライン編集(30 分)— 1 人が Editor で組む
  5. 音声追加(20 分)— 1 人が BGM・効果音
  6. エクスポート・確認(10 分)— 全員で観て調整

合計 2.5 時間。1コマ(90分)×2 回で完成可能なペース。

14. このあと

  • Audio — 音をつける、Lipsync を使う
  • Video Prototyping Mindset — プロトタイピングの考え方