Lightning Doodle撮影

Lightning Doodleとは

Lightning Doodle(光りの落書き)は、Light PaintingやLight Drawingとも呼ばれ、光の軌跡によって描かれた写真のこと。カメラのシャッタースピードを遅くして光りの軌跡を撮影するこの技法は、1914年頃にMotion Study(動作分析)のパイオニアであるFrank Gilbrethと妻の Lillian Moller Gilbrethが、作業員の動きを調べるために小さな明かりを使って、シャッターを開放したまま写真を撮影したのがはじまりだと言われている。(下図)


Motion Efficiency Study / Frank Gilbreth (1914)

銀塩写真の時代にもアーティスト達によってこの技法を使った作品が作られていたが、近年のデジタルカメラやLEDライトの登場により再注目され表現力の高い作品が作られている。現在ではCG技術が発達しコンピュータだけでもこのよう表現を生むことが可能になってはいるが、デジタルカメラと懐中電灯という簡単な道具とジェスチャー(身体表現)を使うことによって生み出されるLightning Doodleは、子供でも大人でも比較的容易に面白い表現ができるため、アート作品や結婚式のムービー用など多くの作品表現に利用されている。

lightdoodles.comより

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いろいろな作品

最近では日本のアーティストTOCHKA(トーチカ)が、この技法を使った映像作品(PiKAPiKA)を作って話題になった。PiKAPikA作品は授業内で上映する。

世界中にこの手法が広まったことで、様々な作品が発表されている。

他にもこんな映像も。これはたぶんデジタル処理もかなり加えてますね。

日中のLightning Doodle(by TOCHKA)

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撮影に必要な道具

シャッタースピードを遅くして撮影する場合は、手持ちではブレが大きいので必ず三脚を利用する。

カメラはデジタル一眼レフがベストだが、コンパクトデジタルカメラでもシャッタースピードを遅くすることができるものであれば利用できる。スマートフォンではスローシャッター撮影は通常できないが、iPhoneではMagic Shutterというアプリを使えば可能。

ライトでは、線を描くにはペンライトが適しているが、コンサート用の棒状のライトを使えばオーロラのような図形を描くこともできる。いろんなライトを試してみることで面白い効果も生まれる。

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Canon EOS Kiss X7i

本演習ではデジタル一眼レフのCanon EOS Kiss X7iを利用する。

ただし、ここでは一眼レフの通常の使い方ではなく、シャッタースピードを遅くした特殊な撮影方法のみを解説する。EOS Kiss X7iの基本機能については「EOS Kiss X7i 基本操作」を参照。

 

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カメラの設定変更

本演習では、EOS Kiss X7iの設定を以下のように変更する。

①撮影モード:シャッター優先(Tv, Time Value)
②フォーカス:マニュアル
③ストロボ:なし
④画質:S2(1920×1280)
⑤アスペクト比:3:2(デフォルト)
⑥ISO感度:100
⑦露出補正:-5〜0程度(現場合わせ)
⑧シャッタースピード:5〜15秒程度(遅くするほど明るくなる)

②〜⑤は「EOS Kiss X7i 基本操作」参照。

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撮影モード(シャッター優先)

モードダイヤルを回して、Tvマーク(シャッター優先AE)を白目印に合わせる。

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ISO感度を100に変更

ISOボタンを押す。

液晶パネルの表示を見ながら電子ダイヤルを回して100に変更する。

もう一度ISOボタンを押す。

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露出補正を-5に変更

Avボタン(下図)を右親指で押しながら、右人差し指で電子ダイヤルを回して-5に設定する。

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シャッタースピード(5〜15秒)

シャッター優先AEモードでは、電子ダイヤルを回すことでシャッタースピードを変更できる。Lightning Doodleの撮影では5〜15秒程度が目安。シャッタースピードを遅くすればするほど写真が明るくなる。

ダブルクォーテーションが秒を表している。1″=1秒。

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ライブビュー撮影

ライブビュー撮影ボタンを押せば、液晶パネル上で確認しながら撮影できる。INFO.ボタンを押すことで各種ステータスを表示できる。押した回数で表示形式が変わる。

オートパワーオフor電源を切るとファインダー撮影モードにもどるので、再度ライブビュー撮影ボタンを押す。面倒な場合はオートパワーオフをOFFにする。

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LEDライトと充電池

LEDライトは数に限りがあるので、グループ同士で必要に応じて交換するなど、協力して使用すること。

LEDライト使用後は、充電池を外して使用済電池のカゴに入れること。

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EOS Kiss X7i 返却時の作業

カメラを返却する際は「SDカードの全データ削除」「全ての設定の初期化」を行っておく。方法は「EOS Kiss X7i 基本操作」の最後に記載している。

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