1. モーフィング
モーフィングは、異なる画像同士を変形させながら遷移させていく映像表現手法(下画像はWikipediaから)。近年、TikTok等のネット動画やアハ体験の画像変化でも多くみられるようになった。ワープ変形とディゾルブのみでもモーフィング生成可能だが、より自然な変化を行わせるためには、ピクセルレベルで融合した画像生成を行う必要がある。
1991年公開の「Terminator 2」では、T1000が人間に擬態していく表現にモーフィングが用いられている。
同じ1991年、Michael Jackson「Black Or White」のPV中で、異なる人間のモーフィング映像が話題となった。当時はまだ自動でモーフィングさせる技術がなく、1コマずつ手作業で制作されている。後半5分26秒あたりからモーフィング映像が始まる。
モーフィングシーケンスのみの映像。
年齢が変化していく映像表現もモーフィングに含まれる。
画像のみであれば、オンラインツールHyperMorph 3000でも作成可能。
2. RE:Flex
RE:Vision Effects社が販売しているワーピング(ワープ変形)とモーフィングを実現するためのソフトウェア。直販は不可で日本国内代理店であるFlashbackサイトで購入可能。
RE:FlexではRE:Flex Warp、RE:Flex Morph、RE:Flex Motion Morphの3つの機能を持ち、プラグインとしても独立している。
RE:Flex Warp(ワーピング)※本演習では扱わない
写真にパスを設定して、パスの変形アニメーションに合わせて、画像を変形することが可能。例えば、1つの顔写真からまばたきをする映像を作り出すことができる。下画像はマニュアルから。
RE:Flex Morph(静止画モーフィング)※Part 2で扱う
異なる2つ静止画が変形しながら遷移するモーフィングを作成できる。下図はマニュアルから。
RE:Flex Motion Morph(動画モーフィング)※Part 3で扱う
異なる2つ動画が変形しながら遷移するモーフィングを作成できる。下図はマニュアルから。
3. Demo版のインストール
3.1 Demo版の利用
Demo版ではすべての機能を利用できるが、出力画像には×が表示される。
3.2 インストーラのダウンロード
下記URLにアクセスして、メニューのダウンロードをクリックする。
ダウンロード項目のAdobeタブから、Windows版もしくはMac版をクリックしてダウンロードする。
ダウンロードしたdmgファイル(Macの場合)をダブルクリックする。
仮想ドライブがマウントされて、REFlex5AE-***-osx-installer.appが表示されるのでダブルクリックしてインストーラを起動する。
インストーラの指示に従ってインストールを行う。
下図ウィンドウでは、Click here to install demo or floating license versionをクリックする。
3.3 マニュアル(英語)
Macの場合、アプリケーションフォルダ内にREVisionEffectsが作成されて、その中のREFlex5AEフォルダ内にHTML形式のマニュアル(英語)が作成されている。
上図のREFlex5ManualAfterEffects.htmをダブルクリックして、マニュアルを表示できる。チュートリアルも含まれており、imagesフォルダやmoviesフォルダのデータを利用して練習することができる。Part 2とPart 3では、
4. 公式チュートリアル
下記URLにアクセスして、BY PRODUCTからRE:Flexのチュートリアルを選択。様々なチュートリアルが用意されている。一部では素材データのダウンロードも可能。
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