1. テキストレイヤーの追加(1つ目の文字)
横書き文字ツールを有効にする。
コンポジションパネル上をクリックして、1つ目の文字(任意)を入力する。文字パネルで書体はHelvetica Neue、Bold設定、文字サイズは200pxとする。また、段落パネルで中央揃えとする。
選択ツールへ切り替え、もしくはESCキーを押して、文字入力モードから出る。下図のようにアンカーポイントは文字中央下に設定されている。
文字を右クリックして「表示されるメニュー > トランスフォーム > アンカーポイントをレイヤーコンテンツの中央に配置」をクリックする。
アンカーポイントが文字中央に設定される。文字の構成によってはアンカーポイントを水平にずらして、文字の形状としての中央に合わせたほうがよい場合がある。
文字を右クリックして「表示されるメニュー > トランスフォーム > 中央に配置」をクリックして、画面中央に移動する。
2. アニメーション設定
2.1 スケールのキーフレーム設定
テキストレイヤーのスケールのキーフレームを以下のように設定する。
0;00 スケール 650%
0;10 スケール 100%
3;00 スケール 150%
2.2 モーションブラー
レイヤーパネルのスイッチを表示して、テキストレイヤーのモーションブラーを有効にする。
モーションブラーがONの場合は、動きの早い部分にブラー効果がかかる。
2.3 ブラー(放射状)ズームの設定
より動きの残像を強調するためにブラーエフェクトを利用する。
テキストレイヤーを選択した状態でエフェクトメニューをクリックする、もしくはテキストレイヤーを右クリックして「表示されるメニュー > エフェクト > ブラー&シャープ > ブラー(放射状)」をクリックする。
UI左上にエフェクトコントロールが表示される。時間位置0フレームの状態とする。エフェクトコントロールのブラー(放射状)の量のストップウォッチアイコンを有効にする。量は50.0、種類をズームに変更する。
以下のようにブラー(放射状)の量のキーフレームを設定する。
0;00 ブラー(放射状)量 50
0;10 ブラー(放射状)量  0
3. SE(効果音)の追加
プロジェクトパネルから、cm054_impact_mid_flame_breath.wavをタイムラインにドラック&ドロップする。オーディオレイヤーを選択した状態でLキーを2回押すことで波形表示することができる。このSEに関しては時間調整なしでフライングロゴとタイミングが合っている。
4. テクスチャ画像の設定
4.1 画像の合成
プロジェクトパネルのGrunge_Pic.jpgをレイヤーパネルのテキストレイヤーの下にドラック&ドロップで配置する。
テキストレイヤーのモードをステンシルアルファに切り替える。ステンシルアルファは透明部分の輪郭で型抜きするモードであり、今回の例では文字部分にGrunge_Pic.jpgの画像が合成される。文字色が白100%の場合は、ステンシルルミナンスキーでも同様の効果となる。
テクスチャの見え方はGrunge_Pic.jpgレイヤーの回転(r)やアンカーポイント(a)で調整することができる。文字が100%の時間位置で調整する。移動(p)を行うと後処理のスケールアニメーション時にスケール基準のズレが起こるので移動は利用しない。テキスチャの見え方を細かく調整したい場合はプリコンポーズ等で別素材として調整したほうがよい。
本来はテクスチャを設定したプリコンポジションのレイヤーの対してブラーを設定したほうがよい。今回の事例ではテクスチャ画像にはブラーエフェクトは反映されない。
このままでは画像スケールは固定なので、文字と画像は連動しない。
4.2 画像のスケールアニメーション設定
・テキストレイヤ―のスケールのキーフレーム全てを選択した上でコピー(Cmd+C)する
・時間インジケータを0フレームに移動する
・画像レイヤーのスケールプロパティを表示する
・スケールプロパティを選択した上でペースト(Cmd+V)する
テキストレイヤーと画像レイヤーが同じタイミングでスケールアニメーションを行うため、テキストに画像が張り付いているように見える。
4.3 (参考)トラックマットを利用した合成
今回はテキストレイヤーの合成モードを利用したが、逆に画像レイヤーのトラックマットとしてテキストレイヤーを指定することでも同様の合成が可能。合成モードの場合は、下のレイヤー全てに効果が適用されるが、トラックマットでは特定のレイヤーを指定するため、下のレイヤーには影響しない。
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