1. はじめに
ここでは実写動画撮影と編集の演習を始める上で最低限の用語を紹介する。ここで紹介する以外にも多数の技術用語や現場で使われる用語があるので、以下のサイトも参考にしてほしい。
2. カメラの種類・構造
2.1 一眼レフ式カメラ(デジタル/フィルム)
ペンタプリズムとミラーにより、レンズと同じ像をファインダーに投影することができる。元々はフィルム方式のみであったがデジタル技術の登場によりデジタル化された。ペンタプリズムとミラーを跳ね上げる機構から高価なカメラが多く、プロ用カメラとして流通していた。デジタル一眼レフは、英語ではDigital single-lens reflex camera(Wiki)であることからDSLRと呼ばれる。
下図は、 Olympus E-30をカットした断面。
2.2 ミラーレス一眼(デジタル)
ビューファインダーもモニター同様の電子方式のカメラ。液晶モニターや電子ビューファインダーの画質が向上したことで登場した。一眼レフのようなペンタプリズムとミラー(Reflex)を持たないことからミラーレスと呼ばれる。小型軽量で静音撮影が可能などの利点がある。背面モニターだけで、ファインダーがないものもミラーレス一眼に含まれる。当初は一眼レフよりもCCDのサイズが小さいため、画質面で差があったが、近年はフルサイズCCDが搭載されるようになって画質に差がなくなり、プロ向けとしても一眼レフよりもミラーレスが主流となっている。
2.3 レンジファインダーカメラ(フィルム)
一眼レフとは異なり、ペンタプリズムやミラーを持たないため、シャッター時のブレや音が少なく、カメラの小型化が可能で、部品点数も少ないことから安価に製造できた。「写ルンです」もレンジファインダー式。レンズとファインダーの光学系が異なることから視差が発生するが、この欠点を補うための技術的な工夫が多く考案されている。Leicaをはじめ一部の高級カメラではこういった技術が実装されている。
2.4 二眼レフカメラ(フィルム)
20世紀前半にかけて普及していたカメラ方式。Wikipedia-Twin-lens reflex camera参照。
2.5 スマートフォンのカメラ
スマートフォンは専用カメラのような大型のレンズが搭載できないため、小型レンズを複数搭載することで、広角、標準、望遠の撮影を実現している。イメージセンサーの高解像度化、感度の向上、HDR撮影、LiDARの搭載等、専用カメラ以上の機能を持つものも多く、複数レンズや各種センサーを組み合わせてソフトウェアで処理することにより、専用カメラに匹敵するかそれ以上の高画質な撮影が行えるようになっている。
3. カメラ技術用語(光学系)
ズーム(光学式)
ズームには光学式ズームとデジタルズームが存在する。デジタルズームについては後述。
光学式ズームはズームレンズ
1つのレンズだけで構成されるレンズは「単焦点レンズ」と呼ばれ、ズームは実現できないが、集光性能が高く、画質も高い。
デジタルズーム
デジタルズームはPhotoshop等の画像処理ソフトでの後加工と同じであり、画質が劣化する。
ピント(フォーカス)

オートフォーカス、マニュアルフォーカス
F値

絞り

カメラ技術用語(撮像素子系・デジタル系)
CCD(イメージセンサー)

ISO感度

シャッタースピード(静止画)

シャッタースピードには動画のシャッタースピードもあり、技術的に異なる
露出

露出補正
画像サイズ、解像度(ビデオ共通)

アスペクト比

ホワイトバランス、色温度

画作りのポイント

露出

ボケ具合

ブレ具合

ノイズ感

3. 構図

画角(広角、標準、望遠、マクロ)

フルショット、バストショット、クローズアップ
対象物をが画角の中で
アイレベル

俯瞰
あおり
良い構図の原則
4. 三脚
三脚については「三脚の使い方」参照。
カメラワーク
パン

ティルト

ズーミング(ズームイン/ズームアウト)

トラッキング

スタビライザーによる撮影
ジンバル
5. ビデオ技術用語

5.1 フレーム
1秒以下の単位。1秒が何フレームかはフレームレートに依存する。
4.2 フレームレート(fps)

シャッタースピード(動画)

ビットレート

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